INDEX

PJリーダー育成論


TOP > PJリーダー育成論 > IT作り置き理論2

IT作り置き理論2

PJリーダー育成論 

「SI会社がパッケージを作るのはナンセンス」

というのが、IT業界を良く知っている方のご意見だと思います。

それは、

(1)カスタマイズがたくさん発生する
(2)保守体制が整っていない
(3)販売チャネルが自社営業しかない

という理由です。

これは確かにもっともなご意見です。


「Write Once, Run Anywhere」で済むのなら、SI会社はいりません。
パッケージベンダーだけで十分です。

大企業が業務を効率化したり、他者との差別化をするには、
どうしても独自のシステムが必要です。

その要望を聞いて、オーダーメイドで作るのがSI会社の存在価値なのですから。


しかし、SI会社であっても、システムをパッケージ化して
「作り置き」しておく方法はあります。

それは、完全なパッケージではなく、
SIに使う「部品」レベルにとどめておくことです。

・カスタマイズが発生する部分は最初から作らない
・何パターンかの使い方に想定できる機能はパラメータで制御できる設計にする

こうすることで、スムーズにシステム構築を行うことができます。


作り置きしていた部分は、設計も製造も単体テストを省けます。

これで、(1)の問題には対応できます。


次回以降は、(2)と(3)の問題をどう解決するかをご紹介したいと思います。

■要点■

・SI会社がパッケージ販売に合わないのは以下の3つの理由
 (1)カスタマイズがたくさん発生する
 (2)保守体制が整っていない
 (3)販売チャネルが自社営業しかない
・「部品」レベルのパッケージであれば、カスタマイズを避けられ
 SI会社にもマッチする。

■次のテーマ■

・保守体制をどう考えるか?


(つづく)


コラム執筆: キャリッジウェイコンサルティング今井孝 : 2007年06月26日 15:39

運営・管理 ハイパーIT